小学4年生 算数 文章問題5 【解説付き】無料プリント問題
小学4年生 算数 文章問題5
「小学4年生 文章問題5」は、算数の実生活応用力を伸ばす多様な問題を集めた無料学習プリントです。棒の長さや面積計算、硬貨の枚数推理、倍数と余りの活用、時刻計算、条件を満たす最大の数の発見、そして二つの買い物から価格を求める応用問題など、計算力と論理的思考をバランスよく鍛えます。
学校の授業だけでは身につきにくい「条件整理」や「順序立てて考える力」を、家庭学習で効率的に強化可能。各設問は日常生活に結びついた内容のため、学んだ知識を身近な場面で活用できるようになります。単なる暗算練習ではなく、文章の読み取り、情報の取捨選択、そして計算の正確さまで一連の流れで学べるのが特徴です。理解の定着を図りたい復習時や、応用力を試したい時に最適なプリントです。
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小学4年生 算数 文章問題5 解説・回答
上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。
(1)計算
正答
27本
解説
- まず全体の長さ:2.4m × 12=28.8m
- 使った分をひく:28.8m − 15m=13.8m(残り)
- 50cm=0.5m。何本切れる? → 13.8 ÷ 0.5=27.6 本
- 切れるのはちょうどの長さだけなので、27本。
間違えやすいポイント
- 13.8 ÷ 0.5 で小数の割り算をまちがえる(×2を使って 27.6 と出すと楽)
- 0.5mを50mや0.05mと誤読
- 端数0.6本を切れると考える(実物は切れないので切り捨て)

最後に“ちょうど切れる本数だけ”と確認しよう。
(2)計算
正答
144cm²
解説
- 周の長さ=1辺×4 → 1辺=48 ÷ 4=12cm
- 面積=1辺×1辺=12×12=144cm²
間違えやすいポイント
- 48をそのまま面積と思ってしまう
- 48×48としてしまう/周と面積の混同
- 単位を cm と書いてしまい、cm²にし忘れる

正方形:周=4×辺、面積=辺×辺。
単位は面積ならcm²!
(3)計算
正答
10枚
解説
- 鶴亀算の考え方
- 鶴亀算は、「もし全部が同じ種類だったら…」と考えて、差を調べていく方法です。
- 今回は「10円玉」と「50円玉」が2種類あります。
- まず全部が50円玉だと考える
- 50円玉が17枚 → 50 × 17 = 850円 になります。
- 実際は450円なので、850円 − 450円 = 400円 も多いことがわかります。
- 10円玉に変えたときの差
- 50円玉1枚を10円玉1枚に変えると、金額が 50 − 10 = 40円 減ります。
- 何枚を10円玉に変えればいいか
- 減らしたい金額は 400円。
- 1枚変えると40円減るので、
400 ÷ 40 = 10枚 変えればよい。 - 答え
- 10円玉は10枚、残りの7枚が50円玉。
間違えやすいポイント
- 「全部10円玉」の場合から考えてしまうと計算が複雑になる。鶴亀算は「高い方でそろえる」のが楽。
- 400円の差を1枚あたり40円の差で割る、という部分を見落とすと間違いやすい。

鶴亀算は、「全部を高い方にそろえる」から始めると計算が簡単になるよ。
(4)計算
正答
96
解説
3と4の公倍数=12の倍数
100未満の12の倍数:12, 24, 36, 48, 60, 72, 84, 96
この中で5の倍数(語尾0,5)は60だけ。
条件を満たす最大は96。
間違えやすいポイント
- 12の倍数であることに気づかず時間がかかる
- 100を含めてしまう/60を誤って選ぶ(5の倍数)

「Aの倍数かつBの倍数」→最小公倍数の倍数だよ。
(5)時間
正答
11時5分
解説
- 9:35 + 25分=10:00
- 5分休=10:05
- 30分学習=10:35
- 10分休=10:45
- 20分学習=11:05(終了)
間違えやすいポイント
- 60分をまたぐ足し算で分をこぼす
- 休けい時間を入れ忘れる
- スタート時刻を書きまちがえる

時間の計算は時と分を分けて、区切りごとに書き出すと安全だよ。
(6)計算
正答
74
解説
「7で割ると余り4」→ 7の倍数に+4:4, 11, 18, …
「5で割ると余り4」→ 5の倍数に+4:4, 9, 14, 19, …
どちらにも当てはまる数は35の倍数に+4。
4, 39, 74, 109… → 100以下の最大は74。
間違えやすいポイント
- 7の倍数+4 と 5の倍数+4 を別々に列挙して抜けが出る
- 100未満/以下の境界で取り違える(今回は「以下」)
- 「+4」を見落として倍数そのものを探す

余りが同じなら最小公倍数の倍数+その余りで探そう。
(7)計算
正答
100円
解説
2つの買い物の違いに注目
- 1回目の買い物(りんご3個+みかん4個) → 460円
- 2回目の買い物(りんご2個+みかん5個) → 400円
りんごとみかんの差を比べる
1回目と2回目を比べると…
- りんごは 3個 → 2個(1個減った)
- みかんは 4個 → 5個(1個増えた)
つまり、
「りんご1個が減って、みかん1個が増えた」ときの金額の変化がわかる。
金額の変化を計算する
460円 − 400円 = 60円
これは「りんご1個 − みかん1個」の値段の差が60円という意味。
式を立てて考える(やさしい形)
もしみかんの値段を M 円とすると、りんごの値段は M + 60円。
この関係を使って、どちらかの買い物にあてはめて計算する。
1回目の買い物で計算
りんご3個 → 3 × (M + 60)
みかん4個 → 4 × M
合計:3(M + 60) + 4M = 460
3M + 180 + 4M = 460
7M + 180 = 460
7M = 280
M = 40円(みかん1個)
りんごの値段
りんご1個は M + 60 = 40 + 60 = 100円
間違えやすいポイント
- 「60円の差」を見つけたら、そのまま答えにしてしまうミス。
- りんごの値段を求める前に、必ずみかんの値段を出してから計算する。
- 数の増減を逆にしてしまうと、60円の符号が逆になり計算ミスになる。

2つの買い物を比べるときは、「同じ種類の個数の差」に注目すると簡単になるよ。
小学4年生 算数 文章問題5 保護者向け活用法
この「小学4年生 文章問題5」は、計算力・文章読解力・論理的思考力を総合的に伸ばせる教材です。特に、複数の条件を整理して解く問題や、身近な数値を使った計算は、子どもが日常生活と算数を結びつける力を養います。保護者の方は、まずお子さまに問題文を声に出して読ませ、内容を自分の言葉で説明させることで理解度を確認してください。途中式や考え方を書く習慣をつけると、計算間違いの原因を特定しやすくなります。また、解き終えた後には必ず解説と答え合わせを行い、「どの部分で迷ったか」「どう考えればよかったか」を一緒に振り返ることが重要です。時間を計って取り組ませると集中力や処理速度も向上します。家庭学習で継続的に活用すれば、学校テストや中学入試にも役立つ応用力が自然と身につきます。
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