小学4年生 国語 文章問題6 【解説付き】無料プリント問題

2025年8月24日

小学4年生 国語 文章問題6

小学生の生活に欠かせないのが「約束」と「時間」の感覚です。本プリントでは、友だちや家族との約束を題材にしながら、言葉と時間の重みを考えさせる文章問題を通して学習を深めます。主人公は「すぐ」というあいまいな表現が人によって違うことに気づき、相手の立場を考えて時間を決めることや、変更があれば早めに伝える大切さを体験します。文章を読み解くことで、子どもたちは国語の読解力だけでなく、生活に直結する「時間管理」や「他者への配慮」の力も自然に身につけられます。授業や家庭学習で取り組むことで、言葉の理解にとどまらず、人間関係を円滑にする力まで育てることができるのが大きな特長です。学習後には、自分の日常に置きかえて「約束の守り方」を考えるきっかけになるでしょう。

ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。

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小4国語 文章問題6
小4国語 文章問題6

小学4年生 国語 文章問題6 解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

(1)記述問題

正答

遅れてミナミの時間をけずったと気づいたため

解説

本文では、ぼくが虫めがねに夢中になって遅れてしまい、ミナミを待たせてしまった場面がありました。そこで「自分の『すぐ』が相手の時間をけずってしまった」と気づき、胸が「ちくり」と痛んだのです。

間違えやすいポイント

  • 単に「遅れたから」では理由が足りません。「相手の時間をけずった」とまで書くことが大切です。
もりん
もりん

約束に遅れると「自分」より「相手の時間」をけずってしまう、と覚えよう!

(2)並び替え問題

正答

② → ① → ③ → ④

解説

まず、ぼくは虫めがねに夢中になり図書室に遅れてしまいました(②)。
そのあと先生が砂時計を返し、約束は「言葉と時間」でできていると話しました(①)。
次に、ぼくは祖母に「四時半に着く」と電話で伝えます(③)。
最後に、図書室で終わりの時刻を決め、ミナミと掲示を貼りました(④)。

間違えやすいポイント

  • 先生の話(①)と虫めがねに夢中になる場面(②)の順番を逆にしやすいです。本文の流れをよく確認しましょう。
もりん
もりん

順番問題は「本文の流れを頭の中で映画みたいに思い出す」と正しく並べやすいよ。

(3)書き抜き問題

正答

相手の中の時間

解説

先生は「約束は言葉と時間でできている。軽いのは言葉、重いのは相手の中の時間」と言いました。言葉で「すぐ」と言うのは簡単ですが、それを待っている相手の時間はとても大切で重い、という意味です。

間違えやすいポイント

  • 「自分の時間」と書きたくなる人がいますが、本文にあるのは「相手の中の時間」です。
もりん
もりん

約束は「自分」ではなく「相手の時間」を大切にする心が大事だよ。

(4)選択肢問題

正答

ぴかっと・さらさら

解説

本文には「レンズがぴかっと光った」「砂時計の砂がさらさら落ちる」と書かれていました。この2つが本文にある音や手ざわりを表す言葉です。

間違えやすいポイント

  • 「ぱたりと」は出てきていません。本文をよく読み直すと正しく選べます。
もりん
もりん

しっかり本文を読めばわかる問題だよ。

(5)記述問題

正答

①祖母に電話をかけ「四時半に着くね」と伝えた
②図書室で終わりの時刻を決め、役割を分けた

解説

本文でぼくは「約束の扱い方を改めた」場面が2つあります。ひとつは祖母に時間の変更をきちんと伝えたこと。もうひとつはミナミと一緒に図書室で終わりの時刻を決め、役割を分けて作業を進めたことです。

間違えやすいポイント

  • 「虫めがねを拭いた」などは本文にありますが、それは準備の行動であって「約束の扱い方を改めた」ことではありません。
もりん
もりん

約束を守る工夫は「先に伝える」「時間を決める」の2つが大切だよ。

(6)選択肢問題

正答

② 人によって感じ方が違うので、先に時刻を共有する必要がある。

解説

本文では「『すぐ』は人によってちがう」と書かれています。つまり、ある人にとっての「すぐ」が5分でも、別の人には10分かもしれません。だから「◯時に集合しよう」と先に時間をはっきり決めておくことが大事なのです。

間違えやすいポイント

  • ①の「すぐ=1分」と決めつけてしまう人がいますが、それは本文と違います。
もりん
もりん

「人によって感じ方はちがう」―だから時間を言葉で伝えることが大事ということだよ。

(7)記述問題

正答

相手の時間 / 早く伝える 時間

解説

先生の言葉をもとにすると、約束は「相手の時間を大事にする」ことが中心です。そして無理なときは早く伝えること、さらに先に時間を決めてから返事をすることが大事だと書かれていました。

間違えやすいポイント

  • 「自分の時間」と書いてしまうのは間違いです。約束は「相手の時間」を思うことがテーマです。
もりん
もりん

約束は「早く伝える」「時間を決める」―これでトラブルが減るよ。

まとめ:この国語の文章問題で身につく力

本プリントは子どもが文章を読むだけでなく、約束を守ることや時間を大切にする姿勢を学べるよう構成されています。ご家庭では、問題を解いたあとに「あなたならどう行動する?」と声をかけ、日常生活に結びつけると効果的です。例えば、塾や習い事の時間を一緒に確認したり、家族内で小さな「約束カード」を作って管理したりするのもおすすめです。こうした取り組みは、学力の定着だけでなく、社会性や責任感を育てる家庭教育にもつながります。

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