【中学受験の算数】　特殊算　消去算（基礎３）　解説付き・無料プリント問題

2025年9月19日

中学受験の算数　特殊算　消去算（基礎３）

この中学受験算数「消去算（基礎３）」は絵文字で“品物の束”をそろえて引く練習プリントです。上下２つの式を、最小公倍数で個数（係数）を合わせ、共通の束を引き算で消去。残った品だけの合計＝単価が分かる視覚的な手順を、パン・牛乳やりんご・バナナなど身近な題材で反復します。倍にしたら金額も倍、消去後は割り算で単価→目的の組合せに戻す――という一連の流れを、つまずきやすい点と検算のコツ付きで定着させる教材です。

ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。

でも、正直言って

って思いますよね。

そんなお悩みを抱える保護者の方は少なくありません。

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中学受験の算数　特殊算　消去算（基礎３）　解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

（1）計算

正答

２００円

解説

パン＝🍞、牛乳＝🥛

上）🍞＋🥛🥛🥛🥛🥛＝1100
下）🍞🍞🍞🍞🍞🍞🍞＋🥛🥛＝1100
🍞を７にそろえるため「上×7」
上×7）🍞×7＋🥛×35＝7700
（上×7）−下 → 🥛×33＝6600 → 6600÷33＝200

間違えやすいポイント

式を倍にしたら、金額も同じ倍にする。

（2）計算

正答

９０円

解説

おにぎり＝🍙、お茶＝🍵

上）🍙🍙＋🍵×5＝800
下）🍙🍙🍙＋🍵×7＝1155
🍙を６個にそろえる（上×3・下×2）
上×3）🍙×6＋🍵×15＝2400
下×2）🍙×6＋🍵×14＝2310
（上×3）−（下×2） → 🍵＝90

間違えやすいポイント

どちらをそろえるか最初に決める。

（3）計算

正答

２６００円

解説

りんご＝🍎、バナナ＝🍌

上）🍎×6＋🍌×2＝880
下）🍎×3＋🍌×7＝920
🍎を６個にそろえるため「下×2」
下×2）🍎×6＋🍌×14＝1840
（下×2）−上 → 🍌×12＝960 → 🍌＝80
880＝🍎×6＋2×80 → 🍎×6＝720 → 🍎＝120
求める代金：🍎×15＋🍌×10＝15×120＋10×80＝2600

間違えやすいポイント

単価が出たら“ほしい組合せ”に戻す。

（4）計算

正答

２０円

解説

りんご＝🍎、みかん＝🍊

上）🍎＋🍊×8＝200
下）🍎×2＋🍊×6＝200
🍎を２個にそろえるため「上×2」
上×2）🍎×2＋🍊×16＝400
（上×2）−下 → 🍊×10＝200 → 200÷10＝20

間違えやすいポイント

引く向きを逆にして負の数にしない。

（5）計算

正答

２５８０円

解説

たい焼き＝🐟、お茶＝🍵

上）🐟×4＋🍵×3＝870
下）🐟×3＋🍵×5＝900
🍵を15本にそろえる（上×5・下×3）
上×5）🐟×20＋🍵×15＝4350
下×3）🐟×9＋🍵×15＝2700
（上×5）−（下×3） → 🐟×11＝1650 → 🐟＝150
900＝3×150＋5×🍵 → 5🍵＝450 → 🍵＝90

求める代金：🐟×10＋🍵×12＝10×150＋12×90＝2580

間違えやすいポイント

２つ目の単価（🍵）も必ず出してから合計へ。

中学受験の算数　特殊算　消去算（基礎３）　保護者向け活用法

まずは品物に絵文字（🍞🥛など）を書き込み、式を声に出して読み合わせましょう。「どちらをそろえる？」と子どもに選ばせ、上は×？ 下は×？ と右側の金額まで指でなぞって同じ倍率に。そろったら“共通の束を引くと何が残る？”と問い、残りの品だけで割り算→単価→必要な個数に戻して合計、の固定ルートを毎回確認します。家のレシートで「上の式・下の式」を親子で作る実生活練習も効果的。計算が合ったら「なぜそうなるか」を一言で説明させ、理解を深めましょう。

「基礎はできているけど、応用になると手が止まる…」

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