小学2年生 算数 文章問題3 無料プリント問題
小学2年生 算数 文章問題3
小学2年生の算数「文章問題3」では、日常生活に関わる少し難易度の高い応用問題を取り上げています。これまでに学習したたし算・ひき算・かけ算や、長さ・お金の計算などを組み合わせて考える力を育てる内容になっています。1つの問題に複数の条件が含まれているものや、逆算を必要とする問題もあり、子どもたちの思考力や読解力をさらに伸ばすことを目的としています。文章をよく読み、何が問われているのかを自分で整理して考える習慣を身につけることがねらいです。ご家庭でも「どう考えたの?」と声をかけながら、一緒に取り組んでいただけると効果的です。
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小学2年生 算数 文章問題3の解説・回答
上記のプリント問題の解説・回答になります。
それぞれの問題について、答えだけでなく、解き方や考え方もていねいに解説します。
さらに、関連する練習ポイントや日常生活での応用例も紹介するので、家庭学習にも最適です。
(1)さきさんは500円をもって1さつ100円のノートを4さつかいました。このとき、のこっているお金は何円ですか。
答え:100円
解き方のポイント
- 1冊100円のノートを4冊買うので、
100円 × 4冊 = 400円 使います。 - もともと持っていたお金は500円です。
- 500円 − 400円 = 100円

お金の計算の基本は「もとのお金 − 使ったお金」。
100円×4の掛け算で使った合計金額を出し、それを引き算します。
練習のポイント
- 掛け算と引き算を組み合わせる。
- 買い物の合計金額を暗算で出す練習をする。
(2)1こ120円のみかんを3こと、1こ150円のりんごをいくつかかったら、ぜんぶで660円でした。りんごは何こかいましたか。
答え:2こ
解き方のポイント
- みかん3個の合計
120円 × 3個 = 360円 - 全体の合計は660円なので、
660円 − 360円 = 300円(りんご代) - りんごは1個150円なので、
300円 ÷ 150円 = 2個

文章題では、まず「わかっている部分の金額」を先に計算し、残りの金額から個数を求めます。式の順番は「掛け算 → 引き算 → 割り算」です。
練習のポイント
- 3つの計算(掛け算・引き算・割り算)を順序よく行う。
- 残りの金額から個数を求める考え方を身につける。
(3)100センチのテープがあります。このテープにいくつかのテープをつないだら、ぜんぶで180センチになりました。何センチのテープをつなぎましたか。
答え:80センチ
解き方のポイント
- 全部で180センチ
- もとの長さは100センチ
- 180 − 100 = 80センチ

長さの問題は、「もとの長さ」と「合計の長さ」を比べます。
つなぎ足した長さは、合計 − もとの長さで求められます。
練習のポイント
- 「合計 − もと」で増えた量を求める習慣をつける。
- メートルやセンチの単位換算もあわせて練習すると良い。
(4)ある公園は1周300メートルあります。この公園のまわりを2日かけて歩きます。1日目に200メートル歩きました。2日目に何メートル歩けば1周回ることができますか。
答え:100メートル
解き方のポイント
- 全部で1周 = 300メートル
- 1日目で200メートル歩いた
- 残り = 300 − 200 = 100メートル

距離の文章題は、合計と残りを求める形が多いです。
時間や日数が絡んでも、考え方は「全体 − すでにやった分」です。
練習のポイント
- 距離・時間・速さの関係を日常生活で意識する。
- 残りの距離を計算する練習を繰り返す。
(5)かいりくんは500円もっています。150円のりんごと120円のみかんを1こずつかって、なしを1こかったらおつりは100円になりました。このとき、なし1このねだんは何円ですか。
答え:130円
解き方のポイント
- もとのお金は500円、おつりは100円 → 使ったお金は500 − 100 = 400円
- りんごとみかんの合計は150 + 120 = 270円
- 残りのお金は 400 − 270 = 130円 → なしの値段

おつりの問題は「もとのお金 − おつり = 使った金額」で始めます。
そのあと、わかっている部分を引き算して、残りの値段を求めます。
練習のポイント
- おつりから逆算する考え方を覚える。
- 3つ以上の品物の合計金額の計算に慣れる。
(6)100円玉が2まい、50円玉が1まい、10円玉が3枚あります。ぜんぶで300円にするには、5円玉が何まいあればいいですか。
答え:4まい
解き方のポイント
- 100円玉2枚 → 200円
- 50円玉1枚 → 50円(合計 250円)
- 10円玉3枚 → 30円(合計 280円)
- 300円 − 280円 = 20円
- 5円玉で20円にするには 20 ÷ 5 = 4枚

硬貨の組み合わせ問題は、まず持っている硬貨の合計を出します。
そのあと、足りない金額を5円玉で割ります。
練習のポイント
- 硬貨の合計を素早く計算できるようにする。
- 「残りの金額を〇円玉で割る」という考えを身につける。
(7)たろうくんは8才です。たろうくんのお母さんのねんれいは、たろうくんのねんれいの4倍より2少ないねんれいです。たろうくんのお母さんのねんれいは何才ですか。
答え:30才
解き方のポイント
- たろうくんの年齢 × 4倍 → 8 × 4 = 32才
- そこから2少ないので 32 − 2 = 30才

年齢の文章題は、「○倍より△少ない(多い)」という表現を正確に計算に変えることが重要です。まず倍数を計算し、次に引き算をします。
練習のポイント
- 「倍より少ない」「倍より多い」の文章を式に直す練習をする。
- 掛け算と引き算を正しい順番で行う。
まとめ:文章題を解くときの4つのステップ
- 問題を最後までよく読む。
- わかっていることと求めたいことを書き出す。
- 計算の順番を整理する。
- 答えを出したら、もう一度見直す。
文章題は、計算力だけでなく、文章を読み取る力も必要です。
日常生活の中で、買い物・距離・年齢などを題材に計算する習慣をつけることで、自然と力がついてきます。
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