小学2年生 国語 文章問題10 無料プリント問題

2025年8月12日小学2年生の国語 標準プリント

小学2年生 国語 文章問題10

小学2年生の国語「文章問題10」のこのお話のプリントは、マコトという男の子が、町のおまつりポスター作りに挑戦する様子を描いています。マコトは絵をかくのが好きですが、人に見られる場所に自分の作品を出すことには少し不安や恥ずかしさを感じていました。それでも「やってみたい」という気持ちが強く、思い切って引き受けます。はじめは色ぬりでうまくいかず、やり直すことになりましたが、町の人に見てもらう作品だからこそ、丁寧に仕上げたいと気持ちを込めて描き続けます。時間はかかりましたが、完成したポスターを町の掲示板で見たとき、胸の奥がじんわりと温かくなりました。それは「最後までやりとげた達成感」と「自分の絵が人の目にふれる喜び」からくるものでした。このお話は、やりたいことに勇気を出して挑戦し、あきらめずに最後までやり通すことで得られる満足感や自信の大切さを、やさしく教えてくれます。

ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。

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小2国語 文章問題10
小2国語 文章問題10

小学2年生 国語 文章問題10 解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

(1)記述問題

正答

やってみたい気持ちが勝ったから

解説

本文では、マコトは恥ずかしい気持ちもあったが、それ以上に「やってみたい」という前向きな気持ちが強かったと書かれています。このように、本文に書かれた理由を自分の言葉でまとめることが記述問題のポイントです。

間違いやすいポイント

  • 「先生に褒められたから」など本文後半の出来事を理由にしてしまう誤答。
  • 「人に見られるのが恥ずかしいからやめようと思った」など、本文と逆の内容を書いてしまう。
もりん
もりん

国語の記述問題は、本文から必要な部分を抜き出して短くまとめる練習が大切です。「どの部分を使えば答えになる?」と一緒に本文を探す時間を取ると、文章要約の力も育ちます。

(2)選択問題

正答

③ 町の人に見てもらう作品を良くしたかったから

解説

  • 本文では、マコトが色を塗ったときに思い通りにならず、「せっかく町の人に見てもらうなら、いいものにしたい」と考えてやり直しました。先生に褒められるためでも、時間が余っていたからでもなく、「より良い作品にしたい」という気持ちが行動の理由になっています。

間違いやすいポイント

  • 「先生に褒められた」場面は後に出てくるので、理由と混同しやすい。
  • 「時間が余っていた」という記述は本文にない。
もりん
もりん

この設問は「本文から直接読み取れる根拠」に注目する練習になります。お子さんが答えるとき、本文中の「せっかく町の人に見てもらうなら…」という部分を探させると、正解率が上がります。

(3)並び替え問題

正答

3 → 1 → 2 → 4

解説

本文の出来事は以下の順番で描かれています。

  • クラスで話し合う(③) – ポスター作りを誰が担当するか決める場面。
  • 下書きが完成する(①) – マコトが構図を決め、下書きを仕上げる。
  • 色ぬりをやり直す(②) – 思った通りにいかず、より良い作品にするため再挑戦。
  • 町の広場でポスターを見る(④) – 完成したポスターが掲示される様子。

間違いやすいポイント

  • 下書き(①)と色ぬり(②)の順番を逆にしてしまうミスが多い。
  • クラスで話し合う(③)を後ろに置いてしまうケースもある。
もりん
もりん

並び替え問題は文章の「時系列の手がかり」を探す練習が重要です。 「○日後」「その後」「やっと」「けれど」などの接続詞に注目させましょう。

(4)選択問題

正答

① やりたいことは最後まであきらめずに取り組むと達成感がある

解説

  • 本文の最後でマコトは、「自分で決めたことに最後まで取り組んでよかった」と感じています。この気持ちが作品全体のテーマであり、単なるポスターの塗り直しや恥ずかしさ回避ではありません。

間違いやすいポイント

  • 「ポスターは色を塗りなおすと上手になる」など、表面的な行動だけを中心と勘違いしやすい。
  • 「恥ずかしいことはやらないほうがよい」は本文の結論とは逆の意味。
もりん
もりん

お子さんが本文全体を通して何を伝えたい話なのかを考えられるよう、「この話の一番大事なことは?」と口頭で聞く習慣をつけるとよいでしょう。

国語の文章問題 保護者向け活用法

この文章問題で育つ力は、小学2年生の国語で大切な「読み取る力」「時系列整理力」「理由を考える力」をバランス良く鍛えることができます。

  • 理由を正しく読み取る力(本文から直接根拠を見つける練習)
  • 文章全体のテーマをつかむ力(出来事と気持ちを結びつける)
  • 時系列の整理力(順番に並べる問題で論理的に考える習慣)
  • 記述力(自分の言葉でまとめる練習)

特にこの文章問題は、「なぜそうしたのか?」という理由を、本文の中から探すことができるかが重要です。

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