小学2年生 国語 文章問題5 無料プリント問題

2025年8月12日小学2年生の国語 標準プリント

小学2年生 国語 文章問題5

小学2年生の国語「文章問題5」のこの文章問題は、絵をかくことが大好きな男の子・リクが、自分の得意なことと苦手なことを知り、その苦手を克服しようと努力する姿を描いた物語のプリントです。リクは学校でも家でも色えんぴつで絵をかくのが好きで、友だちからも「色がきれい」とほめられていました。ある日、学校で「町の絵コンクール」に出す作品をかくことになり、リクは喜んで家に帰るとすぐに描きはじめました。しかし、下書きをしてみると木の形がうまくとれず、形を正しく描くのが苦手だと気づきます。そのときお母さんから「写真をよく見てまねしてみたら?」というアドバイスをもらい、リクは実行してみることにしました。翌日から町を歩き、木や建物の形をじっくり観察し、帰宅後にスケッチブックへ何度も描き写す練習を重ねます。すると、少しずつ形が正確に描けるようになりました。コンクール当日、完成した絵を見たリクは、色も形も前よりずっと上手くなったと感じます。苦手な部分を知って直そうとすることで、自分の得意な部分もさらに引き立つことに気づき、成長を実感したのです。

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小2国語 文章問題5
小2国語 文章問題5

小学2年生 国語 文章問題5 解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

(1)抜き出し問題

正答

解説

本文に「色は得意でも、形はむずかしいな」とあります。この一文から「得意」だと思っていたのは「色」とわかります。

間違いやすいポイント

  • 「絵」と答えると間違いになります。絵全体ではなく、あくまで色に関しての得意です。
もりん
もりん

抜き出し問題では、本文の中のキーワードを正確にそのまま書くことが大切です。

(2)記述問題

正答

写真をよく見てまねしてみたらといった

解説

  • 本文では、お母さんが「形をかくのが苦手なら、まずは写真をよく見てまねしてみたら?」と助言しています。この部分をそのまま抜き出すのが正解です。

間違いやすいポイント

  • 抜き出しの際に「形をかくのが苦手なら」まで入れてしまうと指示とずれてしまう場合があります。
もりん
もりん

「どこからどこまで抜き出すか」を意識し、設問の指示語に合わせた長さで抜きましょう。

(3)選択問題

正答

② 町を観察して何度も練習した

解説

  • 本文では、リクは形を描くのが苦手だと気づき、お母さんの助言を受けて「町を歩きながら木や建物を観察し、スケッチブックに何度も描き写す」練習をしています。これは苦手克服に向けた具体的な努力です。

間違いやすいポイント

  • ①「授業を休んだ」は本文に書かれておらず、努力とは逆の行動です。③「色だけをぬった」も本文の練習方法と一致しません。
もりん
もりん

登場人物の行動問題は「本文中の行動の流れ」を順にたどって探すと見つけやすいです。

(4)選択問題

正答

② 得意と苦手をいかす

解説

  • リクは「色は得意、形は苦手」という自分の特徴を理解し、苦手を直すことで得意をさらに引き立てました。物語のテーマに合っている題名は②です。

間違いやすいポイント

  • ①「苦手なことなんてない」は実際のリクの状況と反します。③「負けた日」も、物語はコンクールの勝敗ではなく成長を描いているため不適切です。
もりん
もりん

題名を選ぶときは、物語全体のテーマや結末のメッセージと一致しているかを確認しましょう。

国語の文章問題 保護者向け活用法

この文章問題は、小学2年生が「苦手克服」と「得意を伸ばす」という成長のプロセスを学べる内容になっています。お子さまは、物語を通して「努力の方法」や「助言の活かし方」を自然に理解できます。保護者の方は、本文に出てくる「観察して練習する」方法を実生活に取り入れ、例えば絵や習字、運動など他の分野にも応用させると効果的です。また、答え合わせの際には「なぜそう思ったのか」をお子さまに説明させることで、国語の読解力だけでなく論理的思考力も養えます。さらに、得意・苦手を親子で共有し、得意分野をさらに伸ばしつつ苦手を計画的に練習する習慣をつけることは、学習意欲の向上や自己肯定感アップにもつながります。このように、本プリントは単なる国語問題としてだけでなく、お子さまの学習姿勢全体を育てる家庭学習ツールとして活用できます。

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