小学2年生 国語 文章問題7 無料プリント問題
小学2年生 国語 文章問題7
小学2年生の国語「文章問題7」のこのプリントは、日本の伝統文化にふれる体験を通して、その美しさや心のあり方を学ぶことを目的としています。舞台となるのは、昔から大切に受け継がれてきた「お茶会」。作品では、主人公が家族とともにこの文化に初めて接し、礼儀や作法にふれながら、その魅力を少しずつ感じ取っていく姿が描かれます。静かで落ち着いた雰囲気の中で行われる所作や道具の扱いは、単なる飲食の行為ではなく、人と人との心を通わせ、相手を思いやる気持ちを形にしたものとして描かれます。また、登場人物同士のやりとりから、昔からの文化や伝統を受け継ぐことの意義や、それに親しむことで得られる心の充実感が表現されています。読み手は、物語を通じて「文化や伝統は日常の中で守り、次の世代に伝えていくもの」であることに気づかされます。さらに、初めての経験であっても、興味を持ち、積極的に関わることで、自分の中に新しい価値観や感性が育まれることも感じられる内容になってるプリントです。
- ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。
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小学2年生 国語 文章問題7 解説・回答
上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。
(1)記述問題
正答
たたみの上にきれいな花がかざられ、しずかな音楽がながれていたから
解説
会場の雰囲気が日常とは違い、格式ある場所だったため緊張したことが文中に書かれています。
間違いやすいポイント
- 「先生があいさつしたから」など、直接的な理由でない部分を答えてしまうと誤りになります。

「なぜ?」と聞かれたら、必ず文中の理由を探して、同じ意味になる言葉でまとめましょう。
(2)選択問題
正答
① 上手にできるように助けたかったから
解説
- 本文では「茶せんを持つ手が少しふるえたが、おばあちゃんがそっと手を添えてくれた」とあります。この行動はミナを助けるためであり、作法を早くさせるためや失敗させるためではありません。
間違いやすいポイント
- ②「はやく作らせたかったから」は本文に根拠がありません。③「失敗させたかったから」は真逆の意味なので誤りです。

登場人物の行動理由を問うときは、直前の出来事やその人の性格から考えると答えが見つかりやすいです。
(3)記述問題
正答
解答例)日本の文化や美しさを感じられること
解説
- 本文の最後で、おばあちゃんは「昔からの文化にふれると、日本のよさを知ることができる」と話しています。ミナはお茶会で静かな音楽やきれいに飾られた花、美しい作法に触れました。これらの体験を通して、日本ならではの文化やその美しさを肌で感じたことがこの言葉の意味です。したがって、「日本の文化や美しさを感じられること」とまとめるのが適切です。
間違いやすいポイント
- 「お茶がにがかったこと」など、味の印象だけに注目すると文章全体の意味を捉えられません。
- 「昔のことを知ること」だけでは、本文で強調された「美しさを感じる」という部分が欠けてしまいます。

文章の結び部分に出てくる登場人物の言葉は、作者が読者に伝えたいテーマを表していることが多いです。答えるときは、その場面で描かれた情景や気持ちも一緒に思い出すと、より正確にまとめられます。
(4)選択問題
正答
③ 昔からの文化にふれると、そのよさや美しさがわかること
解説
- 物語の最後で、おばあちゃんが「昔からの文化にふれると、日本のよさを知ることができる」と話しています。これはお茶会を通してミナが感じた気持ちと一致します。
間違いやすいポイント
- ①は文化の一面しか取り上げておらず、②は本文の主題とは関係が薄いです。

「筆者が一番伝えたいこと」は、結びの場面や登場人物の感想に書かれていることが多いです。
国語の文章問題 保護者向け活用法
この文章問題は、小学2年生が日本の伝統文化や作法の魅力を感じながら読解力を養えるプリントです。お話を通じて、「人の気持ちをくみ取る」「文章全体のテーマを読み取る」「心情描写から理由を推測する」といった力をバランスよく伸ばせます。家庭学習では、まず親子で本文を音読し、場面の様子や音・匂いなども想像しながら感想を共有すると理解が深まります。その後、「なぜその行動をしたのか」「この言葉の意味は何か」を一緒に考えることで、国語の読解力と論理的思考力が同時に向上します。さらに、実際に親子でお茶をたてる体験や博物館・文化施設への訪問と組み合わせると、体験学習として知識がより定着し、生活の中で文化を大切にする姿勢が身につきます。
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