小学4年生 国語 文章問題2 【解説付き】無料プリント問題
小学4年生 国語 文章問題2
小学4年生向け無料国語読解プリント「文章問題2」では、登場人物の気持ちや文章の表現の工夫を正しく読み取る力が求められます。本プリントは、物語文を題材にした読解問題で、登場人物の心の変化や情景描写を丁寧に考えさせる内容になっています。たとえば「胸がちくりと痛む」という表現を通して、友だちを思いやる気持ちや反省の心をどのように読み取るかを問うなど、文章から行間を読み取る力を育てる設問を配置しました。また、比喩表現や情景のとらえ方、心情の変化を順序立てて理解する問題を取り入れているため、単なる知識にとどまらず、思考力や表現力を伸ばすことができます。家庭学習や授業の補助教材として活用することで、子どもが文章に親しみながら「読む力」「考える力」「自分の言葉でまとめる力」を自然に身につけられるよう工夫しています。
ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。
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小学4年生 国語 文章問題2 解説・回答
上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。
(1)記述問題
正答
濡れた土のにおいが、もう少し歩きたい気分にさせた。
解説
本文の「濡れた土のにおいが、もう少し歩きたい気分にさせたのだ」という部分をそのまま答えればよい問題です。
間違えやすいポイント
- 「雨が降っていたから」と書いてしまう。
- 公園が気になったから、とまとめてしまう。

問題文に出てきた「理由」を文中から探して、そっくりそのまま答えよう!
(2)選択肢問題
正答
① 不思議で現実から少し離れた感じ
解説
本文に「写真のピントが少しだけずれて見える」とあります。
これは、はっきりクッキリ見えるわけではなくて、なんだか少しだけぼやけている、という意味です。
そのため、公園はいつもと同じ風景のはずなのに、ちょっと不思議な感じがして、現実から少し離れた世界のように見えるのです。
つまり、
- 「こわれかけている」ということではないし、
- 「まぶしくて見えない」ということでもありません。
👉 ポイントは、「ほんの少しぼやけて見えることで、日常の公園が不思議な雰囲気に変わっている」というところです。
間違えやすいポイント
- 「古くこわれかけている感じ」と勘違いしてしまう。
- 「まぶしい」という表現と混同する。

「ふしぎで日常から少しずれた感じだね」とイメージすると分かりやすいよ。
(3)書き抜き問題
正答
ここに座ると、だれかの『心の声』が一つだけ風にのる
解説
本文のベンチの札に実際に書かれていた文を、そのまま書きぬく問題です。
間違えやすいポイント
- 自分で言葉を変えてしまう。
- 「声が聞こえる」とまとめてしまう。

問題に「書きぬきなさい」とあれば、文中と同じ言葉を使うこと!
(4)並び替え問題
正答
② → ① → ③
解説
出来事の順番を整理します。
最初にベンチに座って友だちの心の声を聞き(②)、その後に葉に〈あした、やり直そう〉と文字が浮かび(①)、最後に数字のない時計と説明を読む(③)、という順です。
間違えやすいポイント
- 時計を先に読んだと勘違いする。
- 葉に文字が浮かぶ場面の順を前後で取り違える。

場面の流れを頭の中で“映像みたいに再生”すると分かりやすいよ。
(5)記述問題
正答
りくと昨日言い合いになり、相手の悩みを知って反省したから
解説
本文に「昨日、急いで反対して言い合いになった」とあります。
これは、りくの気持ちをよく考えないで、自分の意見を強く言ってしまった、ということです。
そのあとで、りくの本当の悩みを聞いて「胸がちくりと痛む」と書かれています。
これは、「ああ、自分はりくの気持ちをちゃんと分かってあげられなかったんだ」と気づいて、後悔したり、反省したりしている気持ちを表しています。
👉 つまり、「友だちの本当の思いを理解できていなかったことに気づき、反省している」ということです。
間違えやすいポイント
- 「声が聞こえたから」とだけ書いてしまう。
- 「自分が悪かったから」だけでは説明不足。

「だれのどんな気持ちに気づいたのか」を意識して書こう!
(6)選択肢問題
正答
② だれかと向き合う時刻
解説
時計の針が重なって止まっていたのは、「話したい時刻」を知らせると本文にあります。これは「だれかと向き合う時」を表しています。遊びや帰宅の合図ではありません。
間違えやすいポイント
- 「帰る時刻」と勘違いする。
- 時計の「止まる」という言葉にとらわれてしまう。

「時計の止まった意味=気持ちを合わせる合図」だと考えよう。
(7)選択肢問題
正答
② だれかの声に気づこうとする心の大切さ
解説
物語全体は「不思議な公園」の出来事を通して、相手の小さな合図や心の声に気づこうとすることの大切さを伝えています。公園の場所を探す話や近道の危険性が中心ではありません。
間違えやすいポイント
- 「不思議な公園を探す物語」と受け取ってしまう。
- 「近道が危険」と具体的な出来事にとらわれる。

「この話で作者がいちばん言いたいことは何?」と考えよう。
まとめ:この国語の文章問題で身につく力
この文章問題は、小学4年生の国語読解練習にぴったりです。また、家庭学習で子どもの読解力を高めるのに最適です。物語文を題材にしているため、子どもが登場人物の気持ちや場面の雰囲気を自分に重ねながら読み進められます。保護者の方は、問題を解き終えたあとに「どうしてそう思ったの?」「他の登場人物の気持ちはどうかな?」と問いかけることで、子どもの考えを引き出し、より深い理解へ導くことができます。また、プリントを繰り返し解くことで文章を読むスピードと理解力が安定し、中学以降の国語力の土台となります。
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