小学5年生 算数 文章問題8 【解説付き】無料プリント問題

小学5年生 算数 文章問題8

小学校5年生で学習する「台形の面積の求め方」は、子どもたちにとって重要な算数単元のひとつです。特に、与えられた面積や比率から上底や下底の長さを逆算する問題は、単純な公式の暗記だけでは解けず、論理的に式を組み立てる力が必要になります。たとえば「上底を□、下底を3□とする」といった考え方を用いることで、文字や記号を使った数量の関係を整理しやすくなり、応用力が身につきます。本プリントでは、公式の活用だけでなく「□を使った逆算」のプロセスを丁寧に練習できるように構成しており、子どもが算数を論理的に理解するための大きな一歩となります。文章問題を解く過程で、計算の正確さだけでなく、思考の流れを自分で説明できる力も育成します。

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小5算数 文章問題8
小5算数 文章問題8

小学5年生 算数 文章問題8 解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

(1)計算

正答

450m L

解説

  • 体積は底面積×高さで求めることができます。
  • よって、(6×5)×15=30×15=450㎤。
  • 1㎤=1mL なので 450mL

間違えやすいポイント

  • 6+5+15 と足してしまう。
  • ㎤→mL の単位変換を忘れる。
もりん
もりん

最後に単位変換を忘れずにね。

(2)計算

正答

3.95L

解説

3.2L+1.5L=4.7L。
さらに 750mL=0.75L を出すわけだから、4.7-0.75=3.95L

間違えやすいポイント

  • mL と L をそろえず計算。
  • くみ出し(-)を足してしまう。
もりん
もりん

入れるは+、出すは-、単位をそろえるようにね。

(3)割合

正答

6割

解説

  • Aの体積:底面 6×5=30㎠、高さ15㎝。
  • 7割分の水量=30×15×0.7=315㎤
  • Bの底面:5×5=25㎠。水の高さ=315÷25=12.6㎝
  • Bの高さ21㎝に対して 12.6÷21=0.6=6割

間違えやすいポイント

  • 「7割」を 7㎝と勘違い。
  • AとBの底面積の違いを無視して高さだけ移す。
もりん
もりん

まず“水の体積”を出して、次にBで高さへ。

(4)計算

正答

36日後

解説

  • 6・9・12 の最初にそろう日は 最小で36日後(最小公倍数)。

間違えやすいポイント

  • 6+9+12=27日後 と足してしまう。
  • 18日で止めてしまう(9と6だけを見る)。
もりん
もりん

倍数を並べて“最初にそろう日”を見つけよう!

(5)計算

正答

15cm

解説

  • 上底を ◻︎ とすると、下底は 3◻︎ になります。
  • また、台形の面積を求める公式は(上底 + 下底) × 高さ ÷ 2
  • = (◻︎ + 3◻︎) × 7 ÷ 2
  • = 4◻︎ × 7 ÷ 2
  • = 14◻︎
  • これが 面積の70 にあたるので、
  • 14◻︎ = 70
  • ◻︎ = 5
  • よって下底は、 3◻︎ = 15cm

間違えやすいポイント

  • 高さで割るのを忘れる。
  • 3倍の位置(上底か下底か)を取り違える。
もりん
もりん

上+下 を作ってから公式に代入しようね。

(6)面積

正答

160㎠

解説

  • 底面積は体積÷高さで出るから、2400÷15=160㎠

間違えやすいポイント

  • 15 を掛けてしまう。
もりん
もりん

体積=底面×高さ → 底面=体積÷高さだよ。

(7)計算

正答

12.5cm

解説

底面=8×6=48㎠
くみ出し:150mL×4=600mL=600㎤。
水面の低下=体積÷底面積=600÷48=12.5cm

間違えやすいポイント

  • mL→㎤ の換算を忘れる。
  • 底面積を「8+6」としてしまう。
もりん
もりん

抜いた体積 ÷ 底面積 = 下がる高さだよ。

小学5年生 算数 文章問題8 保護者向け活用法

「台形の面積の逆算」問題は、算数の応用力を鍛える最適な問題です。家庭学習では、まず公式「(上底+下底)×高さ÷2」をしっかり確認した上で、未知数を□で表す練習を繰り返すと効果的です。子どもが「なぜこの式になるのか」を説明できるよう声かけをしながら進めると、文章題への理解が深まります。また、逆算の考え方は中学数学の方程式学習にも直結するため、早い段階で慣れておくことが重要です。家庭で取り組む際には、解答を出すだけでなく「式の組み立て方」を一緒に振り返ることで、自力で解く力と応用力がしっかり身につきます。

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