小学5年生 算数 割合(1) 【解説付き】無料プリント問題

小学5年生 算数 割合(1)

小学5年生で学ぶ「割合」は、小学5年生で学ぶ「割合」の最初のステップが「倍」の考え方です。倍とは、基準になる量に対して、比べる量がいくつ分にあたるかを表すものです。たとえば「200円は100円の何倍ですか?」という問題では、「比べられる量÷基準の量」で計算することで求められます。200÷100=2より、200円は100円の2倍となります。このように、倍は「いくつ分にあたるのか」という数量の関係を理解する上でとても重要です。割合の学習はこの「倍」から始まり、割(0.1=1割)、分(0.01=1分)、百分率(%)へと発展していきます。日常生活でも「2倍に増えた」「半分になった」など、身近に使われる概念なので、まずは基準と比べる量をはっきり区別することが学習の第一歩となります。

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小5算数 割合(1)
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小学5年生 算数 割合(1) 解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

(1)計算

正答

2倍

解説

「倍」を求めるときは、
比べられる量 ÷ 基準の量 で計算します。

  • 基準(もとになる量)=100円
  • 比べられる量(くらべたい量)=200円

だから、
200 ÷ 100 = 2

つまり 200円は100円の2倍 です。

なぜ「比べられる量 ÷ 基準の量」なの?

「倍」は、基準の量が“いくつ分あるか”を表すからです。
基準を1と考え、その1が比べられる量の中に何回入るかを調べる=割り算になります。

(例)100円を1とすると、200円の中には100円がちょうど2回入る。だから2倍。

間違えやすいポイント

  • 逆に 100 ÷ 200 をしてしまう → これは「100円は200円の何倍?」という意味になってしまう。
  • 「倍」を「差」で考えてしまう → 倍は「いくつ分あるか」を聞いているので引き算ではない。
もりん
もりん

「倍=基準を1としたとき、いくつ分になるか」
比べられる量 ÷ 基準の量で計算しよう!

(2)割合

正答

4割

解説

割合は 「部分 ÷ 全体」 で求めます。

  • 部分(くらべたい数)=80円
  • 全体=200円

だから、
80 ÷ 200 = 0.4

0.4を割に直す
1割=0.1なので、0.4=0.1が4つ分。
よって 0.4=4割 です。

なぜ「部分 ÷ 全体」なの?

割合は「全体を1としたときに、部分がどれだけあるか」を表す考え方です。

  • 全体200円を「1(100%)」とすると、
  • 部分80円はそのうちの「どれくらい」かを知りたい。

つまり、 部分 ÷ 全体=全体に対しての比べ方 になるのです。

間違えやすいポイント

  • 計算を逆にして 200 ÷ 80 をする → これは「200は80の何倍?」になってしまう。
  • 0.4を「0.4割」と書いてしまう → 正しくは 4割
もりん
もりん

小数0.1ごとに1割だよ。

(3)割合

正答

7割5分

解説

割合を出すときは 「部分 ÷ 全体」 です。

  • 部分(進んだ道のり)=300m
  • 全体(道の長さ)=400m

だから、
300 ÷ 400 = 0.75

この「0.75」が「全体を1としたときの大きさ」です。

次に、これを「割」と「分」に直します。

  • 1割=0.1
  • 1分=0.01

なので、
0.75=0.7+0.05= 7割5分

つまり、300mは400mの 7割5分 です。

間違えやすいポイント

  • 400 ÷ 300 と逆に計算してしまう(これは「全体が部分の何倍か」になってしまう)。
  • 0.75を「75割」と書いてしまう(正しくは75%=7割5分)。
もりん
もりん

「小数を見たらまず%や割に直す!」
0.75=75%=7割5分、と3つの表し方を頭に入れておこう。

(4)割合

正答

6割

解説

割合は 「部分 ÷ 全体」 で求めます。

  • 部分(男子)=18人
  • 全体(クラスの人数)=30人

だから、
18 ÷ 30 = 0.6

この「0.6」は「全体を1としたときの大きさ」を表しています。

0.6を「割」で表すと、
0.6 = 6割 になります。
(なぜなら、1割=0.1 だから、0.6=6×0.1=6割)

つまり男子は 全体の6割 です。

間違えやすいポイント

  • 30 ÷ 18 と逆に計算してしまう(これだと「男子が女子の何倍か」になってしまう)。
  • 0.6を「0.6%」と書いてしまう。0.6=60%=6割だよ!
もりん
もりん

0.1で1割だから、0.6は6割だね。

(5)計算

正答

20%

解説

割合は、全体の中で、部分がどれくらいをしめているか を表す考え方です。
だから「全体」を1(または100%)と考え、その中で「部分」がどのくらいかを調べる必要があります。

このとき、
👉 「部分 ÷ 全体」 をすると、全体を1としたときの部分の大きさが出ます。

今回なら、
100 ÷ 500 = 0.2

つまり、全体の中で100円は「0.2(=20%)」の大きさということです。

次に、この0.2を%に直すために100をかけます。
0.2 × 100 = 20%

だから、500円のうち100円は 20% になります。

間違えやすいポイント

  • %に直すとき×100を忘れない。
もりん
もりん

「割合は 部分 ÷ 全体」! これは「全体を1として考える」からなんだよ。

(6)計算

正答

30人

解説

「25%」とは「100人のうち25人分」という意味です。
つまり 25%=25/100=0.25

計算で求めると:
120 × 0.25 = 30

さらに「25%」は「ちょうど4分の1」と同じです。
だから 120 ÷ 4 = 30 と考えても答えは同じになります。

間違えやすいポイント

  • 「25%=25」ではない。%は100分の1。
もりん
もりん

25%=1/4でスッと計算できるかな?割合を分数に置きかえると、計算がグッとやさしくなるよ。

(7)計算

正答

80g

解説

「4割」とは「全体を10こに分けたうちの4こ分」という意味です。
つまり 4割=4/10=0.4 です。

200gを10こに分けると、
200 ÷ 10 = 20g。

これが「1割(1こ分)」です。

その20gを4こ分集めると、
20 × 4 = 80g。

だから、200gの4割は 80g です。

間違えやすいポイント

  • 4割を「4」として200×4にしない。
もりん
もりん

1割を少数に治すと0.1というのを忘れずに!

(8)計算

正答

270円

解説

「30%」は「100こに分けたうちの30こ分」という意味です。
つまり 30%=30/100=0.30=0.3 です。

まず、900円を100こに分けると、
900 ÷ 100 = 9円。

これが「1%(1こ分)」の金額です。

その9円を30こ分集めると、
9 × 30 = 270円 になります。

だから、900円の30%は 270円 です。

間違えやすいポイント

  • 30%を“÷30”と勘違いしない。
もりん
もりん

10%を基準に倍数で!

(9)計算

正答

300円

解説

「20%」とは「100こに分けたうちの20こ分」という意味です。
つまり 20%=20/100=0.20=0.2 です。

1500円を100こに分けると、
1500 ÷ 100 = 15円。

これが「1%(1こ分)」の金額です。

その15円を20こ分集めると、
15 × 20 = 300円 になります。

だから、1500円の20%は 300円 です。

間違えやすいポイント

  • 20%を「÷20」と勘ちがいすることがある。
  • 0.20ではなく「20」をそのままかけてしまうことがある。
もりん
もりん

「%は100に分けたうちのいくつ分か」 → まず「1%」を出してから、ほしい分をかける!

(10)計算

正答

48cm

解説

「6割」というのは「全体の100を10に分けたうちの6こ分」ということです。
1割は10%=10こに分けたうちの1こ分。
だから、6割=60%=全体の6/10(6分の10)=0.6 です。

80cmを「10こ」に分けると、
80 ÷ 10 = 8cm。

その8cmが「1割」になります。
それを6こ分集めると、
8 × 6 = 48cm になります。

間違えやすいポイント

  • 「6割」を「÷6」と考えてしまう。
  • 「0.6」を「6」とか「60」としてかけてしまう。
もりん
もりん

「割=10こに分けること」 → まず10等分して、それを何こ分か数える!

小学5年生 算数 割合(1) 保護者向け活用法

この割合プリントは、身近なお金や食べ物を例に「倍」を体感させると効果的です。例えば「りんごが100円で、200円あったらいくつ買える?」といったやり取りは、自然と「200÷100=2」と同じ考え方につながります。また、「500mlペットボトル2本は1本の何倍?」など生活の中の数量比較を取り入れると理解が深まります。基礎である「倍」をしっかり押さえることが、今後の割合・比・百分率の応用力につながります。

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