小学5年生 社会 工業1 【解説付き】無料プリント問題

小学5年生 社会 工業1

この「小学5年生 社会 工業1」のプリントは、小5社会「工業」の基本を地図×用語×対応づけで整理できる構成です。設問①では、京浜・中京・阪神・北九州という主要工業地帯を地図上で確認し、さらに都市と工場が帯状に連なる太平洋ベルトをセットで理解します。位置関係を東→西の順に並べて覚えることで、テストで起こりがちな地名の取り違えを防ぎます。
設問②は、製品と生産地の対応(自動車=愛知・栃木、鉄鋼=千葉・兵庫、繊維=大阪・愛知)を問うことで、「どこで何を作っているか」を具体的に結びつけ、知識を実用レベルに引き上げます。臨海部に鉄鋼が集まる理由(輸入原料の受け入れ・大量輸送)など、立地の必然性にも目を向けます。
設問③では、工業が盛んな場所として港の近く(臨海部)を選ぶ問題を通して、「大量の原料・製品を動かす=港が有利」という産業立地の原理を整理。川沿いの歴史的立地もある一方で、現代の主流は臨海であることを押さえます。

ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。

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小5社会 工業1
小5社会 工業1

小学5年生 社会 工業1 解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

① 記述問題

正答

(ア)北九州工業地帯

(イ)阪神工業地帯

(ウ)中京工業地帯

(エ)京浜工業地帯

(オ)太平洋ベルト

解説

京浜:東京〜横浜周辺。電機・機械・化学など多様。

阪神:大阪〜神戸周辺。金属・機械・化学、港湾と結びつく。

中京:愛知(名古屋)中心。機械・自動車が強い。

北九州:福岡北九州周辺。鉄鋼など重化学工業の集積。

太平洋ベルト:京浜→中京→阪神→瀬戸内→北九州へ、都市と工場が帯状に連なる地域。

間違いやすいポイント

京浜と阪神の位置を東西で逆にしてしまう。

中京を“中部全体”とぼかして覚える(中心は愛知)。

北九州=九州全域と誤解。

もりん
もりん

地図で東から「京浜→中京→阪神→(瀬戸内)→北九州」の順に“帯”をイメージして固定して覚えよう!

② 線結び問題

正答

自動車 ⇄ 愛知県・栃木県など

鉄鋼 ⇄ 千葉県・兵庫県など

繊維製品 ⇄ 大阪府・愛知県など

解説

自動車:愛知(豊田市周辺)・栃木(宇都宮・小山周辺)などで大規模集積。

鉄鋼:千葉(京葉臨海)・兵庫(阪神〜播磨)など臨海部に立地。

繊維:大阪(泉州のタオル等)・愛知(尾州の毛織物等)など歴史ある地場産業。

間違いやすいポイント

愛知=自動車を覚えていても、繊維(尾州)も愛知にあることを忘れがち。

鉄鋼=内陸と考える誤り(実際は輸入原料の受け入れで臨海が有利)。

もりん
もりん

鉄鋼は臨海沿いと覚えよう。

③ 選択問題

正答

(ウ)港の近く

解説

工業は原料や製品の大量輸送が必要。輸入原料(鉄鉱石・原油等)を受け入れ、輸出もしやすい港の近く(臨海部)が有利。さらに用地の確保・エネルギー供給・物流ネットワークの面でもメリット大。

間違いやすいポイント

川のそば(イ)もかつては水利用で重要だったが、現代では港の近くがより一般的

山の中・砂漠のような土地は、輸送・用地・インフラの面で不利。

もりん
もりん

キーワードは「大量輸送=港」。臨海立地が“工業の王道”だよ。

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