小学5年生 社会 米作り1 【解説付き】無料プリント問題

小学5年生 社会 米作り1

この「小学5年生 社会 米作り1」のプリントは、米づくりの基礎を地図の読み取り+理由づけで身につける入門プリントです。①では、稲作がさかんな地域の共通点を「平野・肥えた土・豊富な水」の三要素で確認。②では、全国の収穫量マップから北海道・東北が中心であることを読み取り、さらに昼夜の寒暖差が登熟を助けるという“よく育つ理由”まで踏み込みます。③では、田んぼに水を引くための施設として水路とため池を正しく選び、「運ぶ・貯める」という役割の違いで理解を定着できます。

ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。

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小5社会 米作り1
小5社会 米作り1

小学5年生 社会 米作り1 解説・回答

上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。

① 選択問題

正答

(B)広い平野と肥えた土、豊富な水がある

解説

稲作はたっぷりの水肥沃な土壌、そしてまとまった平地(大きな田んぼを作りやすい)が有利。用水の確保と機械化もしやすい。

間違いやすいポイント

(A)「水不足」は稲作に不利。

(C)日本に一年中稲作できる地域は基本的にない(冬季は休耕)。

もりん
もりん

平野・肥土・豊水と覚えておこう。

② 選択問題

正答

(1)(イ)北海道や東北が米作りの中心になっている。

(2)(ア)気温が低くても、夏に昼と夜の温度差が大きいと米がよく育つ。

解説

(1)近年は北海道・東北の作付・収量が大きい。広い平野と夏の昼夜の寒暖差が品質向上に寄与。

(2)昼は光合成、夜は呼吸による消耗が少ないため、昼夜の寒暖差がある方が登熟(米粒が太る)に有利。高地・北国でも良質米ができる理由。

間違いやすいポイント

(1)(ア)四国・九州が「最も多い」は誤り。(ウ)「どこも同じくらい」ではない。地域差がある。

(2)(イ)「乾いた気候が良い」は誤り。稲は水田作物。(ウ)山が多く狭い土地は大規模稲作に不利。

もりん
もりん

東北、北海道が米作りに適してるね。

③ 選択問題

正答

(1)水路 と (3)ため池

解説

水路:川やダムから田へ水を運ぶ道。

ため池:雨水や川の水を一時的に貯え、必要時に放流して用水を安定供給。

(2)畑は乾地作物用。

(4)井戸は地下水の飲用・生活・畑向けが主で、稲作用の広域用水施設ではない。

間違いやすいポイント

「井戸=水が出る→田んぼOK」と短絡しがちだが、水量・配水の点で稲作の主施設ではない。

もりん
もりん

稲作は水をたくさん使うよ。

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