小学5年生 社会 米作り2 【解説付き】無料プリント問題
小学5年生 社会 米作り2
この「小学5年生 社会 米作り2」のプリントは、収穫後の「米」が店頭に並ぶまでの流れを、品質管理・物流・環境の視点で整理できる一問一答+並べ替え問題です。まず、等級検査→袋詰め・表示→低温保管→出荷の正しい工程順を並べ替えで確認し、「商品化→品質保持→流通」の一連のプロセス理解を定着。次に、低温倉庫の役割(味や品質の維持/虫・カビの抑制)を正誤で押さえ、誤解しがちな「重さを軽くする」「粒を大きくする」との違いを明確化します。最後に、鉄道コンテナ+トラックの組み合わせがCO₂削減に有利である理由(大量輸送=トンキロ当たり排出量が小さい)を言語化する練習を通じて、モーダルシフトの考え方に触れます。
ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。
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小学5年生 社会 米作り2 解説・回答
上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。
① 並び替え問題
正答
2 → 4 → 1 → 3
解説
等級検査・選別(2):品質を確かめ、異物除去・規格を整える。
袋詰め・表示(4):産地・品種・重量・精米時期等を表示し、流通単位にする。
低温倉庫で保管(1):出荷までの待機を品質維持のため低温管理。
出荷(3):需要に合わせて店や精米所・卸へ送り出す。
※「保管→検査」と逆にしがちだが、まず規格を確定→袋詰め→必要に応じ保管→出荷が合理的。
間違いやすいポイント
“とりあえず保管”と考え、(1)を先に置いてしまう。
袋詰めを出荷直前だと思い、(4)と(1)の順を逆にする。

“検査で確定 → 表示で商品化 → 品質保管 → 出荷”の流れで固定しよう。
② 選択問題
正答
ア)味や品質を保つため / (ウ)虫やカビの発生をおさえるため
解説
低温に保つと、米の呼吸・酸化・劣化がゆるやかになり、食味(香り・粘り)と品質を維持できる。
低温・乾燥管理で害虫の発生やカビの繁殖を抑えられる。
(イ)重さはほぼ変わらない。(エ)粒は保管で大きくならない。
間違いやすいポイント
「重さを軽くして運賃が安くなる」と考える → 水分管理=品質維持であって重量軽減目的ではない。
「粒を大きくする」→ 収穫後に粒は大きくならない。

低温=“おいしさキープ & 虫カビストップ”で覚えよう。
③ 選択問題
正答
(イ)鉄道コンテナ+トラック
解説
鉄道は一度に大量に運べ、距離あたり(トン・キロ当たり)のCO₂排出が少ない。
幹線は鉄道、最終配送はトラック(モーダルシフト)で環境負担を下げられる。
間違いやすいポイント
「積み替えがあるからトラックだけの方がエコ」と思いがち → 輸送効率(積載量・連結)で鉄道が有利。

“遠くへ大量=鉄道、細かな配達=トラック”の分担がエコだよ。
④ 記述問題
正答
解答例:鉄道は一度に大量に運べ、距離あたりのCO₂が少ないため(最終配送はトラッ
クで対応 )
解説
目的はCO₂削減。
間違いやすいポイント
「鉄道は速いからエコ」と速度で説明してしまう → 速さではなく“排出量/輸送効率”が理由。

問題文を読んでじっくり考えるクセをつけようね。
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