小学5年生 社会 水産業1 【解説付き】無料プリント問題
小学5年生 社会 水産業1
この「小学5年生 社会 水産業1」のプリントは、まず設問①で、沿岸漁業=海岸近く・日帰り・小規模という定義を正しく押さえます。設問②では、日本周辺の海流(黒潮・対馬海流〈暖流〉/親潮・リマン海流〈寒流〉)と、それらがぶつかる潮目を位置関係で確認。設問③は、潮目がなぜ良い漁場になるかを「プランクトン」を用いて説明する記述練習です。
ぜひこのプリント問題をご家庭での学習に役立ててください。
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小学5年生 社会 水産業1 解説・回答
上記問題の解説・回答をします。考え方や回答方法などの理解を深めてください。
① 選択問題
正答
(イ)海岸の近くで、日帰りで行う漁業
解説
沿岸漁業は陸地から近い海で、小規模・短期間(日帰り中心)で行う漁業。家族経営や地域の共同体で営まれることが多いです。
(ア)は遠洋漁業、(ウ)は外国(公海以外)での操業のイメージ、(エ)は養殖業。
間違いやすいポイント
「海で魚を育てる=沿岸」と考えて(エ)にしがちだが、育てるのは養殖。
「近海=沖合」と混同。沖合漁業は“沿岸より沖”で比較的大型船。

しっかり覚えよう!
② 記述問題
正答
(ア)リマン海流
(イ)親潮(千島海流)
(ウ)対馬海流
(エ)黒潮(日本海流)
(オ)潮目(暖流と寒流がぶつかる海域)
解説
黒潮は日本の太平洋側を北上する強い暖流。そこから対馬海流が日本海へ入る分枝。
親潮は北から太平洋側を南下する寒流。
リマン海流は沿海州側から日本海を南下する寒流。
潮目は暖流と寒流が接する境界で、海の性質が急に変わる帯。
間違いやすいポイント
対馬海流と親潮の向き・場所を逆にしがち。対馬は日本海の“暖流”。
リマン海流の位置を太平洋側と勘違い。実際は日本海北部。
「黒潮=日本海」と誤解。黒潮は太平洋側、日本海へは対馬海流。

寒流と暖流も結びつけて覚えるといいよ。
③ 記述問題
正答
解答例:プランクトンを食べる生き物が集まることで食物連鎖が活発になり、その結果、魚の群れも集まりやすくなるから。
解説
暖流・寒流のぶつかりで水が混ざり、栄養塩が湧き上がる→プランクトンが増殖→小魚(イワシ・サンマ等)が集結→大型魚も集合という食物連鎖の濃密化が起こるため。
間違いやすいポイント
「潮目=水がきれいだから魚が多い」と説明してしまう。理由は“栄養とプランクトン”。
「潮目は流れが速いから魚が流れてくる」とだけ書くと根拠不足。

必ずプランクトンを入れて説明しよう。
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